葬儀の心得・日程の決め方
日程は様々な事を考慮します。
皆さんの都合も大事ですが、お寺さん(宗教者)の都合も大事です。 もちろん、ご会葬の方に対する配慮も忘れてはいけません。 よって、この3つがまず重なるよう だいたいの日程を決めます。
- 1.宗教者の都合を聞きます。
- 2.式場をどこにするか決めます。
- 3.都合にあわせ式場を押さえます。
- 同時に火葬炉を押さえます。
- 4.上記1)、2)、3)が完全に一致するまで作業を繰り返します。
- ゴールデンウイークや年末年始のときは まず密葬をされあとで本葬をする方が多いようです。
ここで葬儀屋からの助言です。 葬儀までの期間がかなり長いようなら 妥協点から、より早く葬儀を終えられる式場などを さがしたほうがいいかもしれません。
葬儀までの期間が長くなればなるほど お客様はつかれてしまうからです。 心配事が次次とでてきます。 親戚からは忠告の連続です。 不謹慎な言い方ですが とにかく些細な事が中心です。
それよりは、早く葬儀を終えられたほうが 故人を送る純粋な気持ちでいられると思います。
日程がきまりましたら、喪主を決めます。 昔は、喪主・施主(せしゅ)(お金を出す人) と区別をしていましたが、いまはほとんど同じ方です。 喪主さんの葬儀での主な仕事は何かというと でんと座っていることです。(葬儀の主催者です。) 祭壇がちいさかろうが、喪主さんさえ でんとしていれば大丈夫です。
挨拶も息子さんなどにまかせてもいいでしょう。 一般的には故人の配偶者が多いようです。 すでにお亡くなりになっている場合などは 長男/女がつとめます。 商売などをされていた方は新社長のお披露目ということで 跡継ぎ(次男でも)さんなどが勤めることもあります。
次に、葬儀委員長(世話役代表)を決めますが こちらは非常に形骸化しています。 世話役の仕事は現在葬儀屋がしています。 町の皆さんは葬儀当日だけのお手伝いです。 よって、今は町会長が葬儀のとき葬儀委員長を ひきうけるという形が多いようです。
いまは葬儀委員長をお立てになる葬儀のほうが 少なくなりました。 (結婚式でも仲人をたてるかたが少なくなっているようです。) ご友人などからお立てになるばあいも、挨拶がありますので あまり話しの長くないかたを選ばれてください。 肩書きの多さと話の長さは比例します。